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アップルがiPhoneを使用した仮想通貨のマイニングを禁止に!

金銭を獲得する手段としていま人気が急上昇している「仮想通貨のマイニング」。Appleは、同社製デバイスの「iPhone」を使用した仮想通貨のマイニング(採掘)を取り締まろうとしています。
2018/06/13 UPDATE
 
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金銭を獲得する手段としていま人気が急上昇している「仮想通貨のマイニング」。Appleは、同社製デバイスの「iPhone」を使用した仮想通貨のマイニング(採掘)を取り締まろうとしています。

iPhoneをはじめとするAppleデバイスでの仮想通貨マイニングを禁止

Appleは、先週開催したWorldwide Developers Conference(WWDC)で、「iOS」搭載端末で仮想通貨マイニングを禁止する、「App Store」の新しいガイドラインをリリースした。AppleInsiderが米国時間6月11日、このポリシー変更を最初に報じた。

 Appleが、仮想通貨アプリに関する同社のポリシーについて、見解を明確に打ち出したのはこれが初めて。その背景として、ビットコインなどの仮想通貨に対する関心が爆発的に高まっていることがある。人々は複数の端末を使用して、ブロックチェーン内の情報の暗号化と解読のための複雑な計算問題を解くことにより、仮想通貨の「マイニング」を行う。各取引を記録するごとに、報酬を得ることができる。

 「アプリおよびアプリ内で表示されるサードパーティ広告の中で、仮想通貨マイニングなど、関係のないバックグラウンドプロセスを実行してはならない」と、Appleは、App Storeポリシーのハードウェア互換性に関するセクションに記している。

仮想通貨マイニング禁止の理由は?!

昨年12月に、仮想通貨のフェイクアプリがApp Storeのファイナンスカテゴリーで3位になるという出来事が起こります。仮想通貨に関する人々の関心の高まりを巧みに利用したものでした。

その後、2018年3月に勝手に仮想通貨のマイニングを行なうMac App Storeのカレンダーアプリが問題になります。元々はアプリの有料機能を無料で利用するのと引き換えに、パソコンの処理能力を仮想通貨のマイニングに貸し出すというものでしたが、マイニングをオフにしても仮想通貨の採掘が止まらないバグが報告されていました。

4月には、GoogleがChromeのウェブストアで仮想通貨のマイニングを行なう拡張機能を全面的に禁止しました。「Cryptojacking」と呼ばれる、アプリやブラウザ拡張機能を介して勝手に仮想通貨の採掘が開始される現象が頻出するようになったことを受けての対策でした。

そして2018年6月、App Storeのガイドラインが改訂され、iPhoneとiPad上での仮想通貨のマイニングの禁止に至ったとされています。
仮想通貨についてのガイドライン改訂は数点あり、デバイスのリソース浪費禁止から仮想通貨ウォレットアプリの開発者資格にいたるまで、きめ細かな規制が追加されています。

加筆が確認されたガイドラインは、1つには2.4「ハードウェア互換性」における一文。「アプリは、その中に表示されるサードパーティ広告を含めて、仮想通貨マイニングなど、無関係のバックグラウンドプロセスを実行してはならない」という記述です。

このくだりは「効率的にアプリケーションを設計すること。急速にバッテリーを消耗させたり、過度の熱を発生させたり、デバイスリソースに不要な負担をかけてはならない」に続くもの。つまり仮想通貨マイニングは過負荷によりデバイスのリソースを浪費するから、といった理由が読み取れます。

さらに3.1「支払い」内で3.1.5(b)仮想通貨の(ii)マイニング項目においては「デバイス外の処理(クラウドベース採掘など)を除いて、アプリで仮想通貨を採掘してはならない」と記載。二重に採掘禁止を課しているかたちです。

ほか、組織として登録されている開発者に限り、仮想通貨ウォレットアプリは許可する(3.1.5(b)の(i)ウォレット)との記述もあり。仮想通貨での支払いは認めるものの、よりアプリ開発者の資格を厳格化しています。

過負荷によって起こるデバイスのリソースの浪費、また二重の採掘を防ぐためなどという背景があります。

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